とやま賞

出身地である富山県の公益財団より、とやま賞という学術、芸術、スポーツ各分野での若手奨励賞を頂けることになり、5月23日に授賞式に行ってきました。受賞題目は「非平衡系の分子輸送と生命の起源の研究」です。副賞も頂けることになり、大変光栄です。全額研究費として(間接経費で若干もっていかれるけど)大事に使いたいと思います。これを励みにより一層、学術研究に取り組んでいきたいと思います。

とやま賞は今回で30回目、富山県出身者もしくは県内在住の人を対象としています。僕は学術研究 理工部門の「基礎ゲノム科学」。なんと、基礎ゲノムとは!個人的には驚きつつも嬉しい分け方です。D1から採用された学術振興会特別研究員の分野細目が基礎ゲノム科学でした。今もこの細目があるのかはよくわからないですが、ゲノム科学に近い所でその当時は頑張っておりました。一周まわって戻ってきた?のかなとうれしくなりました。

他の学術部門での受賞者の方々は動脈硬化や妊娠糖尿病、燃料電池などで素晴らしい業績を上げておられるようです。研究業績に関して皆さん詳しくスピーチされておりました(が、僕は自分の番があって緊張してあまり聞いていなかった・・・)。僕のスピーチでは、出身校である高岡高校から160人くらい来ていると言うことで急遽高校時代に科学者を意識し始めたことのエピソードなどを話していたら、研究の話がちょっとだけになってしまいました。

 スポーツ部門では、ロンドン五輪バトミントンで5位入賞という快挙の佐々木選手が受賞されました。ミーハーですが、初めてオリンピック選手にお会いしました。写真撮影に快く応じて下さり、お話しをしていても大変紳士的な方で、ファンになりました。リオ五輪を目標に、日本の強化選手として国際的に活躍されているそうです。頑張って下さい!

 まだ何かに役に立って訳でもなく学術的にも今後更に深化そして発展させないといけない僕の研究に、こうした賞を贈って頂けたことを財団職員・関係者の皆さまに改めて御礼を申し上げます。推薦して下さった田中先生、多大なる支援を頂いているJSTさきがけの職員・関係者の皆さまにも感謝致します。冒頭にもありますが、研究費として副賞を大事に大事に使いたいと思います。

更新日:2013年5月28日