ラボの模様替え

9/10に実験室の模様替えをしました。窓に机をくっつけて、その隣がベンチ。アメリカにいたときのラボの配置に近い感じ。でも、補佐員の方に「やっときまーす」と言っていたことをまだやっていないことを思い出す。休憩スペースの間仕切りは今月末という遅さ。なぜや・・・

補佐員のかたがいらしてから、遺伝子組み換えがぐいぐい進みました。今週は一つコンストラクトができて、single cellレベルの遺伝子発現について簡単な画像解析でデータらしいものがでて(べつに何か新しいことがわかった訳ではないけれども)、とてもうれしい!学生のときも、single cell gene expressionはやっていましたが、何故あのときはあんなに手が動かなかったのだろう・・・「こういう実験は、このデータを取ってそこを完璧にしてから、次にこれをやって・・・」みたいに形にこだわり過ぎていたのかもしれません。今でもかなりこだわりがあるけど、顕微鏡データの取り方とか解析の仕方は随分こなれたからスピードがあっぷしたかも。補佐員の方のiMacにMATLABをいれて、解析もしてもらえるようにと思ったけど何故かインストールできず、今週はタイムアップ・・・

タンパク質の精製と、RNAの合成と精製の準備も今進めています。分子生物学実験の消耗品は本当に高い!ラボによく実験する学生が何人もいたら、とてもとても、贅沢に消耗品を使うのは無理ですね。今はそんなことないので、効率優先で出来てますが。そういうのを知り、「複雑なことはやらないようにしよう」と改めておもったり。良い論文誌には掲載されにくいかもしれないけど、今の状況なら、シンプルで、お金もそんなにかからないけど、面白くて大事という研究にするにはどうしたらいいか考えてやっていくしかない気がします。

そして、plasmidとかをリクエストするのがものすごく手間なのがどうにかならないものか。Addgeneとか立て替え払い前提というのがとても腹が立つ。MTAも複雑!作った細胞操作の光学系で、細胞のとある応答をはかったりしたいと思っているのですが、そのコンストラクトが早く欲しい。普通にやっただけではうまく行かないかもしれないけど、試してみるのがとても楽しみです。DNAの自律進化の実験もすすめないといけないけど、「これだ!」というレベルではなくて足踏み中。やってみたい実験はひとつありますが、物理的すぎだし、しかもそれを理論的に整備するのは大変難しそう。うーむ・・・

更新日:2013年10月4日