論文受理& 研究助成

7月に投稿した論文が11月末に受理になりました。これは京大に来てからとったデータで出す論文2本目です。単著で、JSTさきがけのテーマの分子操作技術です。技術論文第二弾もはやくしなくては。そして、この論文に関わるテーマで出していた光技術関連の公益財団研究助成金に採択されました。これから2年間の助成金なので、とても助かります。技術的なハードルを克服して、生命科学の新しい流れがつくれるような成果につながるよう努力していきます。

今回の論文、投稿したのが7月ですが、査読者が決まるまでにすごく時間がかかりました。結局、Decision letterに関わる査読が始まったのは10月に入ってから。査読は短くも的確で、表現があいまいなところを指摘してくれてとても助かりました。10月、何をしていたか覚えていないけど、11月から改訂を始めて、再投稿して受理されたのが11月末でした。査読者がすぱっと決まれば、科研費に間に合ったのになぁーーーー!!と俗っぽいことを思ったりします。

何はともあれ、1年くらいかけてどうにかこうにか構築した新しい実験系で論文をだせました。次は、もっと高いレベルを目指すべく、細胞を使った実験を急ピッチですすめます。さきがけプロジェクトもあと1年ちょっと。審査が夏にあり、目標達成といえるだけのデータが揃っていません。こちらの方に集中して、新しいマテリアルを頂けるようおねがいをしたりしています。このプロジェクトに関わる研究の民間助成金を受領できることになりましたし、レーザー光に誘起される現象との付き合いはまだまだ続きそうです。

そういえば、昨日は白眉センターのセミナーで「右利きの蛇と左巻きのカタツムリ」で有名という、細さんの話を聞いてきました。左右非対称生に注目しオリジナリティーのある研究を展開しておられて、色々なことに手を出してはまだ主たる軸が定まっていない僕には、まぶしくうつるものがありました。自分が何を達成できれば最高にハッピーなのかを見極めて頑張らないといかんです、本当に。

更新日:2013年12月4日