福山君と厳君の論文がPNAS誌に出版されました!

卒業生の福山君と厳君の論文がProc Natl Acad Sci USA誌から出版されました!!本研究は遺伝研の島本さんとの共同研究です!

Fukuyama T, Yan LC, Tanaka M, Yamaoka M, Saito K, Ti SC, Liao CC, Hsia KC, Maeda YT* and Shimamoto Y*
Morphological growth dynamics, mechanical stability, and active microtubule mechanics underlying spindle self-organization
Proc. Natl. Acad. Sci. USA 119, e2209053119 (2022)

遺伝研と九州大学からプレスリリースも行いました
成功にも失敗にもルールがある
―細胞分裂装置の正しい作り方―

この研究では染色体分配にかかわる細胞内構造である紡錘体が正しく作られる仕組み、失敗する仕組みの解明のために画像解析と機械学習の手法を組みあわせたデータ駆動的アプローチを提案しました。具体的には紡錘体の構造形成の過程での極の数を多重極展開で分類し、その振幅強度から正常な形成過程と異常の発生した形成状態を区別する機械学習アルゴリズムにかけて高精度に区別するというものです。これによって、異常が発生した双極構造が破たんするポイントが比較的初期の段階にあること、いったんその運命が定まると容易に他方の構造にうつれない多重安定性が備わっていることがわかりました。

この研究は遺伝研の島本さんとの議論からスタートし、実験データはすべて遺伝研で取得されました。九大側はデータ解析手法の提案と検証で研究を進め、2つのチームが持つ強みがうまく合わさった非常に優れた成果になったと思います。島本さんの研究はいつもシャープで、アプローチも独創的です。こうしたコラボレーションが続けられることを本当にうれしく思います。

島本さん、福山君、厳君、おめでとうございます!