日本物理学会若手奨励賞
日本物理学会から若手奨励賞(領域11)を頂けることが内定しました。ロックフェラー大学および京都大学で行った研究論文3つを評価して頂けました。留学時代の元ボスの指導、そして推薦して下さった学生時代の指導教官の佐野先生のお力によるところが大きく、今後もこれを励みに良い研究を進めていきたいと思います。
日本物理学会は細分化された13の領域に分けられており、領域毎の学会発表演題の数(研究者人口数)に応じて1から4名の若手研究者に対して奨励賞を与えております。今年度で9回目、僕は統計力学や物性基礎、応用力学・流体力学をカバーする領域11から若手賞を頂けることになりました。過去には出身研究室の先輩後輩も受賞しており、ようやく物理学者らしくなってきたのではないかと思いますが、まだまだ若手のはしくれ。もっともっと良い研究を発表してゆかねばなりません。ここ最近は技術開発に力を入れておりましたが、その過程でなかなか面白い現象を見つけました。まだはっきりとしたメカニズムがわかっていないのですが、実験の詳細を3月の年次大会でも発表する予定でおります。
受賞対象となった研究の応用として行っていた技術開発については目標とするデータがとれたのでレター論文を書き始めていますが、なかなかまとめづらい。ひとまず書いて、少し寝かせる期間を置くのもよいかもしれません。それなりに力を入れて、僕自身新しいチャレンジも取り入れた課題なので、良いジャーナルに通したりプレスリリースして、広く研究者に読んでもらえるようにしたいのだが、、、果たしてどうでしょうか。頑張らねばと思います。
更新日:2014年10月24日